古語に、良薬は口に苦く、病気には効くとある。また、曲がった木材も墨縄をあてて切れば、真っ直ぐに切れるように、主君も諌めに耳を傾ければ聖人になれるともいわれる。このように人の諌言は素直に受け入れることが大切なのだ。
戦いには常日頃からの行いが重要なことはいうまでもない。国の内外の動静には、善悪ともに精を出してつぶさに情報を収集せよ。馬の手入れを怠ってはならぬ。武具はきちんと準備万端整えておくことが肝要だ。
出陣の際は、一日たりとも大将は後ろに残ってはならぬ。
戦場において、いささかも卑怯未練な行動を取ってはならない。
合戦が近くなったら、兵を荒っぽく扱え。兵はその怒りを戦いにつなげて、激しく戦うからである。