自分の欠点に腹を立てても何にもならない。われとわが身を哀れんでもどうにもならない。思いきって、自分の中にはさまざまの可能性が束になって入っていると考えたらどうか。そして世の中で最も面白いゲームをやるのだ――自分の最大の長所を最も有効に生かすゲームを。
A弦が切れたら残りの三本の弦で演奏する、これが人生である。
ボタン一つで、宇宙から神が願いをかなえに飛んでくるなどと思うな。
「北風がヴァイキングを作った」スカンジナビアにこんな諺があるが、これはわれわれの人生に対する警鐘と考えることもできる。安全で快適な生活、楽しくのんびりした生活さえあれば人間は自然に幸福になり、善良になるという考え方は、いったいどこからきたのだろう?それどころか自己憐憫に陥っている人間は、クッションの上にそっと寝かされていても依然として自分を憐れみ続ける。歴史を見ればわかるように、人間が自己の責任を背負って立てば、環境が良かろうと悪かろうと中程度であろうと、気骨のある人格が育ち、幸福が必ずやってくる。だからこそ、北風がヴァイキングの生みの親となったのだ。
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