徳に勤むる者は、これを求めずして、財自から生ず。
※徳を高めようと努力している者には、求めていなくても財産が集まってくる。
平日道を踏まざる人は、事に臨んで狼狽(ろうばい)し、処分のできぬものなり。
※常に道を考えて生きていない人は、事が起きたときに狼狽して対応できないものだ。
児孫の為に美田を買わず
※子孫のためにあえて財産は残さない。
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るもの也。此(こ)の始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)と共にして国家の大業は成し得られぬなり。
※命も名誉も地位も金もいらないという人間は、対処しようがない。しかしこうした人とでなければ、苦難をともにして国家の大事業を成し遂げることはできない。
西郷南州遺訓
一灯を提げて暗夜を行く、暗夜を憂うるなかれ、ただ一灯に頼れ。
※灯りを持って暗い夜道を行くときは、暗闇を心配することなく、ただ一つの灯りを頼って歩けばよい。
言志録
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