家から出る時は、いつでも顎を引いて頭をまっすぐに立て、できる限り大きく呼吸をすること。日光を吸い込むのだ。友人には笑顔をもって接し、握手には心をこめる。誤解される心配などはせず、敵のことに心をわずらわさない。やりたいことをしっかりと心の中で決める。そして、まっしぐらに目標に向かって突進する。大きなすばらしいことをやり遂げたいと考え、それを絶えず念頭に置く。すると、月日のたつにしたがって、いつのまにか、念願を達成するに必要な機会が自分の手の中に握られていることに気がつくだろう。あたかも珊瑚虫が潮流から養分を摂取するようなものである。また、有能で真面目で、他人の役に立つ人物になることを心がけ、それを常に忘れないでいる。すると、日のたつにしたがって、そのような人物になっていく。……心の働きは至妙なものである。正しい精神状態、すなわち勇気、率直、明朗さを常に持ち続けること。正しい精神状態は優れた創造力を備えている。すべての物事は願望から生まれ、心からの願いはすべてかなえられる。人間は、心がけたとおりになるものである。顎を引いて頭をまっすぐに立てよう。神となるための前階梯、それが人間なのだ。
心を打ち込んで事に当たれば、右手を二本得たも同然である。
一日に少なくとも一つは自分の力にあまる事を成し遂げようとしない限り、どんな人間でも大した成功は期待できない。
悩みは仕事よりも多くの人を殺す――悩みを奪い合う人間の数は、仕事を奪い合う人間の数より多いからだ。