ベンジャミン・フランクリンの名言
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私は、人の意見に真っ向から反対したり、自分の意見を断定的に述べないことにした。決定的な意見を意味するような言葉、たとえば、“確かに”とか“疑いもなく”などという言葉はいっさい使わず、その代わりに「自分としてはこう思うのだが……」とか「私にはそう思えるのだが……」と言うことにした。相手が明らかに間違ったことを主張しても、すぐそれに反対し、相手の誤りを指摘することをやめた。そして、「なるほどそういう場合もあるだろうが、しかしこの場合は、少し事情が違うように思われるのだが……」というぐあいに切り出すことにした。こうして、今までのやり方を変えてみると、ずいぶんと利益があった。人との話し合いが、それまでよりもよほど楽しく進む。控え目に意見を述べると、相手はすぐ納得し、反対する者も少なくなった。私自身の誤りを認めるのが大して苦にならなくなり、また、相手の誤りも、たやすく認めさせることができるようになった。
この方法を用い始めた頃は、自分の性質を抑えるのにずいぶん苦労したものだが、しまいには、それがやすやすとできるようになり、習慣にさえもなってしまった。おそらくこの五十年ほどの問、私が独断的な言い方をするのを聞いた人は、誰もいないだろう。新制度の設定や旧制度の改革を提案すると、みなすぐに賛成してくれたのも、また、市会議員になって市会を動かすことができたのも、主として、第二の天性となったこの方法のおかげだと思う。もともと私は口下手で、決して雄弁家とはいえない。言葉の選択に手間取り、選んだ言葉もあまり適切でないことが多い。それでいて、たいていの場合、自分の主張を通すことができたのである。
長生きしても人は満足しないかも知れないが、充実した人生には満足する。
困難を予期するな。決して起こらないかも知れぬことに心を悩ますな。常に心に太陽をもて。
時間を浪費するな、人生は時間の積み重ねなのだから。
長年の経験が私に教えたことが少なくとも一つある。相手が不快なことを口走っても嫌がらずに、むしろ積極的にそれを取り上げて、少しでも相手の意見を尊重していることを示すのだ。そうすれば相手もこちらの意見を尊重してくれる。
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