青年時代は人生で最も幸福な時代であるという信念は、誤った考えの上に成り立っている。最も幸福な人間は、最も味わい深い考え方をする人間のことである。だから人間は年を取るにしたがって、ますます幸福になっていく。
一生に一度も親切な行為をせず、人に真の喜びを与えず、人助けもしないで過ごすことは、老後の人生を美しく照らしてくれる楽しい記憶を、手に入れそこなうことである。
若い時の友人もすばらしいが、老境に入ってからの友人は、なおすばらしい。若い時は何でもそうだが、友人があるのは当たり前だと思っている。老境に入れば、友人を持つことの深い意味がわかってくる。
エドヴァルド・グリーク
年をとれば額にしわが寄るのは仕方ないが、心にまでしわを作ってはならない。
ジェームズ・ガーフィールド
結婚生活の破綻は、ちょっとした心遣いを忘れるところから始まる。結婚の幸福は非常にデリケートにできているから、手荒い扱いは禁物である。この感じやすい植物は、思いやりのない手で触れただけで傷つき、無関心によって凍りつき、疑いによって破れてしまう。結婚という幸福の花には、常に優しい愛情をふり注いでやることだ。暖かい思いやりの光を当ててその花弁を開けてやり、どんなものにも揺るがない「信頼」の鉄壁で守ってやることだ。こうして成長した結婚という幸福の花は、人生のあらゆる時期に香しく咲き、老年の淋しさすら甘美な甘さで包むのである。
トーマス・スプラット
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