人事を尽くして天命を待つ。
※力のあらん限りを尽くして、あとは静かに天命に任せる。
読史管見 / 胡寅
才能は永い努力の賜物である。
天才とは、絶え間なく努力を続けられる人間のことである。失敗と成功との間を画する一線はあまりにも微妙だから、たとえ乗り越えても気がつかない。あと一歩の辛抱で、あと一歩の努力で必ず成功する、というところで計画を放棄する者があまりにも多すぎる。潮がさっと引く時は、再びさっと入って来る前ぶれである。見通しが実際は好転しかけている時が、一番お先まっ暗に見えるものだ。一見絶望と見えるものでも、今少し頑張れば、今一押しすれば、輝かしい大成功が待ち受けているかも知れない。やる気をすっかりなくさない限り失敗はあり得ない。自分の内部から生ずる敗北以外に敗北は存在せず、われわれが生まれつき持っている心の弱さ以外には、越えられない障害など存在しない。
神に祈れ、だが岸に向かって漕ぐ手は休めるな。
ロシアの格言
人生は、もっとよい世界を切り開こうと努力する場合に、初めて生き甲斐のあるものとなる。将来にまったく不安がなくなれば、誰一人として努力しなくなり、人類は絶滅してしまうだろう。