人を信用する者は、信用しない者より犯す過ちは少ない。
カミロ・ディ・カヴール
人と会う約束ができることは、相手の信頼を得たしるしである。もし約束を破れば、相手から盗みをしているのだ――といっても金を盗んでいるのではない、「人生」の銀行から時を盗んでいるのだ――相手にとって一生取り返しがつかない時を。
自分自身を信頼すれば、他の多くの事柄に対する信頼が生まれる。
人におもねり機嫌を取る人間は、一時は抜群の勇気を奮うが、信用ならぬ。へつらって上の者に可愛がられ、高禄を得て、後ろ指をさされることぐらい、本人もよくわかっている。わかっていて自らを欺くのは、恥を顧みない者である。恥を顧みない者は主人を殺してでも、自分を利することをやる。偽りと欲とは品は変わっても、つきつめれば同じである。
誰彼かまわず誉めている人間を信用するな。