情けは人の為ならず。

※人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる、ということ。
太平記 《巻六》 / 作者不明
心の優しさのあまり、困っている人を見ると、われ知らずにっこりと親切に話しかけ、手助けせずにはおられない人は、親切をするたびにうれしくてたまらず、そのうれしさが生き甲斐になっているのです。克服できそうにもなかった障害を克服し、さらにいっそう大きな達成目標をたてる――こんなすばらしい楽しみがまたとあるでしょうか。もし幸福な生活を送りたいと思う人々がほんの一瞬でも胸に手を当てて考えれば、心の底からしみじみと感じられる喜びは、足下に生える雑草や朝日にきらめく花の露と同様、無数にあることがわかるでしょう。
みせかけの微笑を見せたり、心に仮面をかぶったりしない、真心のこもった、裸のままの親切には、人は決して抵抗できないものだ。もしこちらがあくまで親切を続ければ、たとえ良心の一かけらもない人間でも、必ず受け入れてくれるだろう。
人に受け入れられる秘訣は、「まだまだあの程度の親切では足りなかった」と相手に思わせるところにある。
ラッセル・ラインズ
人間が一人でもおれば、必ず親切にしてやる機会がある。