バラの花を与える手には、常にほのかな残り香がただよう。
優しい言葉一つで冬じゅう暖かい。
日本の諺
その人に適した仕事についていると、ちょうど実り多き果樹から美しい花が咲き出るように、仕事の中から楽しみが咲き出てくる。心から人に手をさし伸べる、思いやりのある人間になれば、感情全体がいつも落ち着いて深味が出るとともに、ちょうど心臓の鼓動が体に絶えず活力を与えるように、その人の魂を生き生きとさせる。
(憂うつ病患者に向かって)私の指示どおりにすればこの病気は二週間で治ります。すなわちどうすれば他人を喜ばせることができるか、毎日考えてみればよろしい。他人のことに関心を持たない人は、苦難の人生を歩まねばならず、他人に対しても大きな迷惑をかけます。人間のあらゆる失敗は、そういう人たちの間から生まれるのです。……私たちが一人の人間に対して要求できるもの、同時にその人間に対して与えうる最高の賛辞といえば、彼こそ手をたずさえてゆく仲間であり、あらゆる人々の友であり、恋愛と結婚において真の伴侶であるということなのです。
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