ありとあらゆるものに心から興味を持ち、自分の道を歩むにしたがってどんな時と機会が手をさしのべているかを把える目を持ち、自分の手を置けるものは何ものも逃さない者、そうした人間は、短い人生のうちに何と多くのすばらしい冒険を手に入れることだろうか!
誰でも悩みや恐怖やさまざまの病気を追放できる。そして自分の心の持ち方を変えることにより、人生を一変させることができる。私にはわかっているのだ!何故なら、そうしたまさかと思われるような変容が実際に起こるのをこの目で何度も見届けてきたから。あまりにもたくさん見すぎて、もはや大して驚かないくらいだ。
私は人生をあるがままに楽しむ。たとえ救貧院に住んでいても、楽しい、胸が躍る、輝かしい人生が送れるはずだ。夕日は富豪の大邸宅からも救貧院の窓からも、輝かしく照り返す。
全力を尽くして生きよ。そうしないのは間違いだ。人生がある限りどんな生き方をしたって大して問題ではない。もし人生がなかったというのなら、一体何があったというのだ。私は年を取り過ぎた。この年になっては、もはや何を見ても楽しくない。失ったものは永久に帰ってこない。このことをはっきりと銘記するのだ。それでも人間には、まだ「自由」という幻が残されている。だから今の私のように、その幻さえ持てぬ人間になってはいけない。私は愚かすぎたり、こざかしすぎたりで、せっかく人生が楽しめる時をふいにしてしまった。そして今では、その時私の犯した過ちを犯さない限り、自分の好きなことをやるがよい。やらなかったのは私の間違いだった。生きよ!生きよ!
常に何かを聞き、常に何かを考え、常に何かを学ぶ。これが人生の真の生き方である。何事も切望せず、何事も学ばない者は、生きる資格がない。
アーサー・ヘルプス